メニュー

Google アシスタントでより良いアクションを構築する12の方法【Google I/O 2018】

エンジニアブログ

投稿日:2018/05/15 | 最終更新日:2018/05/24

こんにちは。株式会社トップゲートの鈴木です。

Google I/O 2018に参加し、現地で様々なセッションを聞いてきました。今回は Google Assistant 周りのセッションについて紹介します。

「 10 tips for building better Actions 」では、 Google Assistant と Actions on Google でより良いものを作るためのヒントが得られました。
(なお、セッション時は 12 tips に増えていました!)

会場の様子

はじめに

Google Assistant とは「 Google と会話することで何かの処理をサポートする機能」です。
最近では Google Home に搭載されていることで有名ですが、 Android 端末にも入っていてホームボタン長押しで起動できます。
今では5億台を超える端末で動いていて、ビジネスのチャンスとなりえます。

Actions on Google とは「 Google Assistant を拡張する機能」のことを指す、 Google Assistantの開発者向けのプラットフォームです。これにより、アシスタントを介して製品やサービスを提供することができます。

より良いアクションを構築する12の方法

セッションでは、12 tips を「 Design 」「 Enhance 」「 Grow 」の3つのカテゴリに分けて紹介されていました。
それでは、ひとつずつカテゴリを見ていきましょう。

1. Design

まずはデザインです。良いアクションを作る方法や、よくある間違いを回避する方法を説明します。

  • 01 : Short and Simple
    • 会話を短くシンプルにする
  • 02 : Persona
    • 定義したペルソナに合った会話にする
  • 03 : Robust
    • 言い換えに対応する
  • 04 : Errors
    • 想定していない回答も対処する

たとえば、会話をよりシンプルにした方がユーザにとって使いやすくなります。細かく聞きすぎると会話が長くなり、なかなか処理を開始できません。より会話の内容を減らすべきです。
セッションでは以下のように Action の会話が長すぎる例を挙げています。

例1

また、1回目でユーザの依頼を理解できなかった場合、応答の中に発言例を示すようにしましょう。それでもダメなら、理由を示してやり取りを終了するのが良いです。
セッションでは以下のように理解できなかった場合の応答を1パターンのみの悪い例を挙げています。何度も繰り返されるとストレスが溜まります……。

例2

一方、こちらは工夫をした場合の例です。より親切になります。

例3

2. Enhance

次に、エンハンスです。アクションをより良く見せるための方法を説明します。

  • 05 : Personalize
    • 前回の会話の記録やユーザ情報を利用する
  • 06 : Sounds
    • 音声の速度を変えたり、効果音を利用する
  • 07 : Adjust to device
    • デバイスの特性に合わせて会話する
  • 08 : Test with Users
    • アルファリリースやベータリリースを利用して少人数でテストする
  • 09 : Analyze & improve
    • 分析機能を利用して改善する

たとえば「星占い」なら、前回ユーザが利用した時の星座を記録しておくようなパーソナライズ機能があると便利です。

User Information API を使うことで、パーソナライズを実現できます。

他には、音声の速度を変えたり、効果音を入れることで、よりユーザに好印象を与えることができます。

そのために、 Media responses API が用意されています。音声の速度や効果音など、様々な機能があります!

Google Assistant を使えるデバイスには様々なものがあるため、複数の応答表示方法を検討すべきです。 Google Home はディスプレイがありませんし、スマートフォンでマイクや音量を OFF にしている場合もあります。ディスプレイがある場合には回答の選択肢を表示することができるので、ぜひ活用してください。

例4

3. Grow

そして、グローです。より多くのユーザにアクションを使ってもらうための方法を説明します。

  • 10 : Re-engage users
    • 通知を利用して再度アクションを使ってもらう
  • 11 : Make discoverable
    • アクションを見つけやすくする
  • 12 : More language
    • 多言語対応する

たとえば、パーソナライズした通知を送るようにしたり、多言語対応したりすると、より良いです。通知はスパムにならないように注意してください。多言語対応は言語ごとに JSON ファイルを用意することでローカライズ可能です。

例5

アシスタントアプリを一覧で探す機能 があるので、ここでの見せ方も大事です。

おわりに

いかがでしたか。
最初にシンプルな会話で上手くいく例を作ってみて、そこから拡張していくという考え方が良いようです。
良いものを作ろうと最初から色々な機能を足してしまいがちですが、まずは一本線で上手くいく会話を作り上げたうえで、これらの tips に従ってより良くしていきましょう!

参考

suzutatsu

PAGE TOP