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株式会社ビズオーシャン様 事例紹介

トップゲートと「 One Team 」でのプロジェクト進行。オンプレミスから Google Cloud への移行で月額コスト40%削減

株式会社ビズオーシャン 開発部 嶋坂 紀隆氏

株式会社ビズオーシャン 開発部 嶋坂 紀隆氏

掲載日:2021/03/03

東銀座駅の近くにオフィスを構えて、国内最大級の書式テンプレート配布サービス「bizocean(ビズオーシャン)」の運営など、幅広く事業を展開する株式会社ビズオーシャン。

オンプレミス環境での運用からの脱却とさらなる事業成長の実現に向けて、Google Cloud 環境へのクラウド移行を決意。本プロジェクトについて、bizocean開発部/チーフエンジニア 金氏、bizocean 開発部 嶋坂氏の2名にお話を伺いました。

利用している Google Cloud サービス:GCE、負荷分散、GCS、Stackdriver Monitoring、Stackdriver logging、Cloud Armor 他、関連するサービスとして GKE、BigQuery、Cloud SQL 等

顕在化していたオンプレサーバーでの課題を Google Cloud へのクラウド移行で解決

2019年5月時点、bizocean はオンプレサーバーを採用していましたが、同サービスが2019年9月末でサービス停止となり、新環境への移行を迫られていました。加えて、オンプレ運用において複数の課題が顕在化していたこともあり、 Google Cloud 環境への移行を決意。bizocean 開発部 プロジェクトメンバー 嶋坂氏は以下のように語ります。

嶋坂氏嶋坂氏

オンプレの物理サーバーを借りて数年間も利用していたため、ハードウェア自体が老朽化していた点、サーバー運用における管理の煩雑さが課題となっていました。例えば、ファイアウォールの制御をするためには、専用の変更申請書にIPアドレスを記載し、都度依頼する必要がありました。さらにコストも割高になっており、バックアップを取得するためには、月額サーバー料金に加えて、オプション料金が別途必要になる状態でした。このような課題を解決するため、 Google Cloud への環境移行を本格的に進めることを決意しました。

クラウド移行を決意したものの、bizocean 開発部 プロジェクトマネージャー 金氏の心中には不安が残っていました。当時を思い浮かべながら、金氏はこう振り返ります。

金氏金氏

bizocean のオンプレシステムを構築した当時の担当者が退職してしまっていたため、既存環境のサービス仕様がブラックボックス化していました。そのため、「クラウド移行後に今までの機能を漏れなく実装できるのか?」「移行した後も同じものとして使えるか?」という点を不安に感じていました。

bizoceanでは、移行先の環境として複数のクラウドサービスを比較していましたが、検討の結果、 Google Cloud の採用を決定。自社内で利用実績があった点、既に他システムでクラウド環境の検証が完了していた点、トップゲート のフォロー体制についての他部署からの評判、低コストな点などが決め手になったと言います。

嶋坂氏嶋坂氏

サービス選定の段階では、計4つのサービスを比較検討していました。それぞれ代理店さま経由で相見積もりをして、最もコストを抑えられるサービスが Google Cloud でした。

Google Cloud の契約が、Googleさんとの直契約の部分とトップゲート さん経由の部分がありましたので、トップゲート さん経由に一本化することでさらに、コストの圧縮をすることに成功しました。

金氏金氏

実は弊社内で Google Cloud の利用実績がありました。そのため、Google Cloud による検証が2019年の11月くらいに自社で完了していた点も Google Cloud の採用を後押しする材料となりました。同時に トップゲート さんのサポートも受けており、そのフォロー体制が社内で高い評価を得ていた点が Google Cloud を採用した一番の理由です。

サポート体制を高く評価し、数あるパートナー企業の中で トップゲート に依頼

Google Cloud のパートナー企業が数多く存在する中で、 トップゲート のサポート体制が契約を決定づけた要因とのこと。 Google Cloud を活用していたビズオーシャン社内の他部署が、 トップゲート のサポート体制を高く評価していたそうです。

嶋坂氏嶋坂氏

今回は 「構成変更なく、かつ、システムを止めずにクラウド環境へ移行する」という点が最大の要件でした。そのため完全に自社で対応する訳にもいかず、完全に外部委託するという訳にいかずトップゲート さんにご相談をさせていただきました。

具体的にサポートいただいた部分は、ネットワークやVPN、ファイヤーウォール、ロードバランサーを始めとするクラウド固有の問題で自社では深い知見を持っておらず対処できなかった箇所です。

クラウド特有の課題に直面しながらも「Lift 」でクラウド環境への移行を実現

嶋坂氏嶋坂氏

移行作業は「 Lift 」で進めました。現行サーバーにはできるだけ手を入れたくなかったため、P2V2Cでクラウド移行することを決めました。 VMware Converter を利用して、 P2V(※1)を行い、 VMware のイメージに変換しました。その後、 VMware のイメージを VMImport することで V2C (※2)を実行しました。

クラウド化を第一優先に置き、設定も含めてすべてを環境移行したため、現在も物理サーバー時代の名残が一部残って最近それが社内で話題になりました(笑)。

Shiftはまだ実行していませんが、現在CloudSQLとCloud Filestore(NFS)の利用を計画中です。

※1:P2V( Physical to Virtual :オンプレミスの物理サーバー上で稼働しているシステムを仮想マシンへ移行すること)
※2:V2C( Virtual to Cloud :オンプレミスの VMware vSphere 上で動いている仮想サーバーをそのままクラウドへ移行すること)

当初、複数サービスを移行先として検討していましたが、他のクラウドサービスにおいて移行するに当たっての課題が顕在化し、実質的に Google Cloud のみが選択肢に残ったそうです。

嶋坂氏嶋坂氏

クラウドベンダーの比較の話に戻りますが、相見積もり時に、パートナー企業さんとP2V2Cでのクラウド移行について会話している中で、「物理サーバーから仮想化したものをクラウドへインポートする場合、その部分はサポートができない。新規でいちから作成するのであればサポートできる。」と伝えられました。もちろん、いちから構築するわけにはいかないので、そのサービスは選択肢から外れました。

他のクラウドが公式で提供している移行ツールもあり、そちらも検討をしていました。ただ、ファイヤウォールで許可するネットワークの幅を広くしなくてはいけないということが判明したため、こちらも選択肢から外れたという経緯がありました。

Google Cloudにクラウド移行をすると決定した時にGCEを選択した理由を、金氏は以下のように語りました。

金氏金氏

今回は P2V2C での移行だったため、GKEは選択肢から外れて、作業を進めるには GCE 以外の選択肢がありませんでした。クラウドの環境の検証については、2019年11月ごろに自社で先に他のサービス(とれわか、SKJ)でクラウド移行が完了していたため、今回は検証はしませんでした。

移行作業がすべて順調だったわけではなく、難しい課題に悩まされた時期もありました。特にクラウド固有の機能に関しては、トップゲート に相談をしながら対策を講じられました。

金氏金氏

ネットワークセキュリティや、サーバーのセキュリティの漠然とした概要は、ビズオーシャン側で決めて、それを実現するための細かい設定方法などをトップゲート さんへ相談させていただきました。

トップゲート さん側では、セキュリティルールを作っていただいたり、設定方法についても教えていただきました。

あと、有り難かったのは、コンソールをみて「こうすればいいのかな?」と設定した箇所について、トップゲート さん側が過去の知見を活かして「ここはこうした方がいい」などの提案をくれてたことです。

金氏金氏

ロードバランサーの設定も苦労しました。 オンプレでは、デプロイする時は、一部でロードバランサーを外したりの設定をしていましたが、Google Cloud側ではそのような機能なかったので、Google Cloud側の仕様に合わせて対応しました。

嶋坂氏嶋坂氏

監視設定も苦戦しました。細かい機能や仕様を現行とシステムとまったく同じ形にすることは難しかったので、現在は監視用のインスタンスを別に立ち上げて対応しています。また、コスト調整の難しさも実感しました。繁忙期において、サービスパフォーマンス(チューニング、CPU、メモリなど)の最適量を正確に見極めることが困難でした。

トップゲートのサポート力と開発スピードでコスト削減に貢献

ビズオーシャンは4名+開発委託先でプロジェクトを進めており、開発委託先のリソースも適宜活用していました。メインで稼働されていたのは2名(金氏、嶋坂氏)とのこと。 トップゲート はプロジェクトマネージャーを含めて3名体制でサポートを実施しました。「両社のスムーズな連携により、良きビジネスパートナーとしての関係が構築され、プロジェクトを成功に導く要因となったのではないか」と嶋坂氏は語りました。

嶋坂氏嶋坂氏

日々のコミュニケーションツールは Slack がメインであり、毎週定例会も実施していました 。どちらかが一方的に主導するのではなく、気づいた方が主体となり、オンラインで打ち合わせを重ねていました。その意味では、良きビジネスパートナーとしてフラットな関係を築けていたと思います。弊社も トップゲート さんも Google Workspace を利用していたため、スムーズなコミュニケーションが実現できた点もよかったです。打ち合わせやコンサルの進行もスムーズであり、弊社が希望を出した通りのスケジュールでプロジェクトを進めることができ無事クラウド移行も実施できました。

トップゲート 担当者と活発なコミュニケーションを重ね、オンプレサーバーから Google Cloud への移行が完了しました。その効果は想定していた以上のものだと言います。

嶋坂氏嶋坂氏

Google Cloud の導入効果は大きかったと感じています。ホスティングのサーバーは定額費用でしたが、Google Cloud への移行後は GCE のインスタンス数やサイズを自由に変更できるため、月額コストを約40%低減することができました。さらに、データのバックアップやインスタンスの複製によって、メンテナンス性が向上したり、環境構築が容易になる、といったメリットも享受できています。

実際に移行を終えた今、「 Google Cloud は優れたクラウドサービスである」と感じると同時に、課題も実感しているそうです。

嶋坂氏嶋坂氏

Google Cloud はクラウド環境として非常に優れていると評価していますが、一方で、Google Cloud のハードウェアの問題で予告なく再起動されたことが2回ありました。

1回目は、NFS( Network File System :ファイル共有システム)を使用していたため復旧までに15分ほどを要しました。自社からGoogleへ問い合わせをする必要がある点も不便に感じています。可能であれば、Google Cloud側からの能動的な通知が欲しいですね。このような課題もあり、現在はNFSを Cloud Filestore へ変更することも検討しています。

ちなみに、2回目はwebサーバー側の再起動であった為そこまで大きな支障はありませんでした。

まとめ

本記事では、Google Cloud をご導入されたビズオーシャンのご担当者様の声をご紹介しました。実際にオンプレミスから Google Cloud へ移行する際のイメージを具体化できたのではないでしょうか?

弊社 トップゲート は、これまでに培ってきた豊富な知識と経験によって、企業のクラウド化や Google Cloud 導入を全力でご支援させていただきます。

クラウド移行を検討されている方は、ぜひ一度弊社トップゲート へご相談ください。弊社の資格保有者から様々な観点で検証して貴社にあったサポートを提案させてください。

メンバー紹介

【株式会社ビズオーシャン】
bizocean開発部/チーフエンジニア 金起満様
bizocean開発部 嶋坂紀隆様

株式会社ビズオーシャン
https://www.bizocean.co.jp/

2016年に設立し、メディア事業、広告代理事業、音声AIチャットボット事業を展開。
ドキュメントを中心とした業務改善・効率化を支援するサービズを提供し、「働き方改革」を実現。
中小ベンチャーの生産性を向上する。

ビジネス情報サイト「bizocean(ビズオーシャン)」
https://www.bizocean.jp/

【株式会社トップゲート】
セールス&マーケティング部セールスグループ 村上雅子
開発部インフラグループ/エグゼクティブスペシャリスト 篠原宏行
開発部インフラグループ 小林亨

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