【万が一に備えよう】クラウドの高額請求が届いたときの対処法とは?

【万が一に備えよう】クラウドの高額請求が届いたときの対処法とは?

エンジニアブログ

投稿日:2021/02/10 | 最終更新日:2021/10/20

クラウドサービスは従量課金制(使った分だけ課金される)のものが多いです。その為、ごく稀に不注意などの誤った使い方をすることもあり、予想していなかった高額請求に繋がってしまうリスクがあります。

本記事では、実際に高額請求が発生してしまったときの具体的な対処法をご説明します。いつ何が起きるかわかりません。正しい知識を身に付けて、万が一に備えておきましょう。

クラウドの高額請求(クラウド破産)とは?

クラウドでの高額請求のことをクラウド破産と呼ぶこともあります。つまりクラウド破産とは、クラウドサービスの利用料金が想定以上に高額になることを指す言葉です。場合によっては、請求金額が1ヶ月で100万円を超えるケースもあり、利用している企業にとっては大きな経済損失になります。

クラウド破産の原因はひとつではなく、様々な要素が複合的に存在しています。その中でも、自社の社員が課金ルールを把握していなかったことで、クラウド破産を引き起こすケースが多いです。

そのため、クラウド破産を避けるためには自社が利用しているクラウドサービスの料金体系を理解することが大切です。課金される条件を正しく理解して、自社の予算の範囲内で収まるように計画的に運用していきましょう。

クラウドの高額請求を避けるための方法は、以下の記事が参考になります。
【知って納得!】クラウドの高額請求を避けるための5つの確認項目とは?

クラウド高額請求を回避した事例

Google Cloud Platform(GCP)

シリコンバレーの IT ベンチャーにおいて、 GCP で7万2000ドル(約750万円)の高額請求が発生し、倒産寸前に追い込まれるという事態が発生しました。

同社は GCP の無料プランを利用していたつもりでしたが、不適切なコードを利用していたためにインスタンスが無数に起動し、各インスタンスで無限にコードが実行されていました。

その結果、データベースとして利用していた Firebase に無数のリクエストが送信されてしまい、 Firebase のプランが自動でアップデートされ、高額請求に至りました。Googleに状況を説明した文書を送信したところ、今回限りの対応として料金請求を破棄してもらえたそうです。

AWS

とあるユーザーが GitHub でプライベート運用していたリポジトリをパブリックに変更しましたが、 GitHub 上のソースにアクセスキーとシークレットキーを記載していたことを失念していました。

その結果、 c4.8xlarge インスタンス ( $2.016/h ) が大量に実行されてしまい、300万円もの高額請求が届きました。 AWS のサポート窓口に相談し、支払いは免除されたそうです。

Azure

とあるベンチャーが Azure の翻訳 API を利用していたところ、開発中のアプリケーションが不具合を起こし、同じ文章を何度も翻訳 API に渡してしまうという事象が発生しました。

その結果、 Azure で144万円の高額請求が発生しましたが、パートナー企業の担当営業経由でマイクロソフト本社に相談したところ、請求免除になったそうです。

クラウド高額請求が届いたときの対処法

クラウドサービスの提供会社へ相談

高額請求が発生した場合、自社だけではどうすることもできません。すぐにサービスの提供会社に相談しましょう。

多くのクラウド事業者は、チャットやメールによるサポートが用意されています。高額請求に至った経緯を具体的かつ簡潔にまとめた上で、速やかに相談してください。

また、電話によるサポートが可能な場合もあるので、状況説明が複雑になりそうなときは、電話で詳細を伝えるのが良いでしょう。

いずれにしても、現状および高額請求に至った原因を明確にして、可能な限りスピーディーに相談を行うことが大切です。

パートナー企業への相談

パートナー経由でクラウドサービスを導入している場合は、最初にパートナー企業へ相談してください。

パートナー企業は、クラウド事業者と強いリレーションを持っているケースが多く、自社が直接交渉するよりもスムーズに話を進めることができます。

そのため、まずはパートナー企業へ状況を説明するのがベストだと言えます。

クラウドサービスは Google Cloud Platform(GCP) がオススメ

高額請求がくる可能性があるのは、全てのクラウドに共通することです。また、高額請求がくる原因となるのも共通して、「課金体系の理解不足」、「ユーザー側の不注意」によるものがほとんどです。そのため、どのクラウドを選んだら高額請求を避けられるのか?という観点でクラウドを選択や契約切り替えするのではなく、利便性やコスト感などで判断するのが良いでしょう。

代表的なクラウドサービスとして、 Google が提供する「 Google Cloud Platform(GCP) 」、 Amazonが提供する「 AWS 」、 Microsoft が提供する「 Azure 」の3つが挙げられますが、私たちがオススメするのが GCP です。Google が提供する各種サービスを支える強力なインフラを、そのまま利用できるというメリットがあるためです。

本章では、それらのメリットについて、3つのクラウドサービス( GCP 、 AWS 、 Azure )を比較することで、より詳細に説明します。

仮想マシンの起動速度

クラウドサービスを使用するにあたって、仮想マシンの起動速度は重要な指標となります。 GCP は、約40秒という早さで起動でき、他社クラウドを上回る結果を出しています。

データ参考:大手クラウドサービス3社の違いとは? GCP 、 AWS 、 Azure の特徴を比較!

マシンタイプの選択

AWS 、 Azure は、コア数、メモリ、ディスクのセットから選択する方法をとっているため、あらかじめ用意されたマシンタイプの種類から選ぶことになります。それに対し、 GCP では、カスタムマシンにより設定できるようになっているため、コア数、メモリ、ディスクを別々に設定することが可能です。

料金体系

AWS 、 Azure は「1時間単位の課金」となっていますが、 GCP では「分単位の課金」となっています。課金体系の違いは、用途によってコストメリットが異なってくることが考えられます。分単位の課金方法の方が、より正確に利用状況に応じた料金体系と言えるでしょう。

また、割引方法も異なります。 AWS 、 Azure ともに、長期の利用に対して割引が行われる契約になっていますが、割引を適用するためには、あらかじめ契約の段階で長期利用することを明示しておかなければいけません。 GCP においても同様に、長期利用の際に割引となりますが、 GCP の場合、自動で長期利用の割引が適用されるため、事前の申告の必要がありません。

GCPの料金体系を徹底解説!GCP活用に必要な準備とは?

データ分析サービスの違い

パブリッククラウドを、ビッグデータの解析基盤として利用するシーンは多いです。 Google Cloud Platform(GCP) 、 AWS 、 Azure では、すべてビッグデータの蓄積・解析のためのデータウェアハウスサービスを用意しており、それぞれ特徴が異なっています。

AWS 、 Azure では、計算リソースを追加することで、スケールアウトできるようになっていますが、計算リソースを計算したり、チューニングを行う手間がかかります。一方、 GCP の BigQuery では、ビッグデータの分散処理を行う際、 Google のデータセンター内のリソースが自動で割り当てられるため、ユーザーは計算リソースを気にする必要がありません。料金もリソースではなく、使用したクエリ単位の課金となっているので、必要なときにのみ課金される仕組みと言えます。

BigQueryに関して理解を深めたい方は以下の記事がオススメです!

超高速でデータ分析できる!専門知識なしで扱えるGoogle BigQueryがとにかくスゴイ!

【GCP入門編・第12回】 BigQuery を使って気軽にビッグデータの解析を行ってみよう!

【トップゲート主催】ゲーム業界様向けGCP活用のポイント 〜BigQuery編〜

Google Cloud Platform(GCP) はパートナー経由がオススメ

料金面での優遇を受けることができる

Google 公式サイトで申し込んだ場合は「300ドル相当の無料クレジット」が付帯されています。もちろん、このクレジットもお得なのですが、実際はパートナー経由で契約した方が料金面で優遇されるケースが多いです。

スマホやネット回線の契約では、代理店独自のお得なキャンペーンが用意されていることが多いですよね?

これと同じイメージで、 GCP もパートナー独自の割引や特典を適用することができ、好条件でサービスを契約することができます。ちなみに弊社トップゲート もパートナー企業の内の一社で弊社経由でご契約された場合は、GCP の利用料金は、3%オフになるという優遇がありますので、検討されている方はぜひ、ご相談ください。

プロに相談しながら導入を検討できる

Google からの直接申し込みの場合は、 Web 上で必要情報を入力し、機械的に契約が進んでいきます。一方、パートナー経由の場合は、担当営業と何度か打ち合わせをする機会が発生します。

そのため、導入後の活用イメージ、不安なこと、疑問点など、 GCP のプロに相談しながら導入を検討することができます。

担当営業の知見や自社の状況に合わせた使い方を教えてもらえるため、安心して検討を進めることができます。

導入後の運用アドバイスを受けることができる

GCP は多くの機能を備えており、使い方次第であらゆることを実現できるサービスです。逆に言うと、初めて使う人にとっては「高機能すぎて何をどうしたら良いのかわからない」という状況になるリスクもあります。

パートナー経由で Google Cloud Platform(GCP) を契約することで、担当営業から導入後のアドバイスを受けることができます。効率的に GCP を運用していく上で重要なポイントを、プロの目線から丁寧に教えてくれます。

また、 GCP は従量課金のサービスのため、計画性なく使ってしまうと予算超過する可能性もあります。そのような観点からも、担当営業と事前に打ち合わせした上で、計画的に GCP を運用していくことをオススメします。

このように、パートナー経由で Google Cloud Platform(GCP) を契約することで、様々なメリットを享受することができます。

導入後に後悔しないためにも、料金がお得で、かつ、プロにも相談できるパートナー経由での契約がオススメです。

まとめ

本記事では、実際に高額請求が発生してしまったときの具体的な対処法について、ご説明しました。高額請求はユーザーの気づかないところで発生することが多く、いつ何が起きるかわかりません。

万が一、高額請求が発生した場合は、すぐにサービスの提供会社に連絡してください。もし、パートナー経由でクラウドサービスを導入しているときは、パートナー企業への相談が望ましいです。パートナー企業は、クラウド事業者と強いリレーションを持っているケースが多いため、自社が直接交渉するよりもスムーズに話を進めることができます。

ただ注意していただきたいのは、パートナー経由で契約したからと言って高額請求が免除になるというわけではないので、誤解しないようお願いいたします。

また、数あるクラウドサービスの中でオススメは GCP であり、料金体系の優位性に加えて、様々なメリットを享受することができます。そして、 Google Cloud Platform(GCP) の契約はパートナー経由がオススメです。高額請求が発生したときの対応はもちろんのこと、その他にも様々なメリットが存在します。

本記事を参考にして、ぜひ GCP 導入を検討してみてはいかがでしょうか。



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