Google Cloud Platform の初心者が認定トレーニング (CP300) を受講して
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こんにちは、昨年から株式会社トップゲートに入社した藤原秀平です。
トップゲートでは Google の認定トレーニングパートナーとして、CP300* と呼ばれる Google Cloud Platform の認定トレーニングを提供しています。
(正確には認定トレーニング受講者のみが受験できる認定試験の名称が CP300 なのですが、本稿では便宜的にトレーニングそのものを CP300 と呼んでいます)
私も入社後に CP300 を受講し、現在は四苦八苦しつつも GCP を活用した研究開発業務に携わっています。
Google Cloud Platform 自体の詳しい解説は弊社のもっと詳しい者に任せることにして、今回は Google Cloud Platform 初心者である私の視点から、CP300 を受講した感想を書いてみようと思います。
目次
Google Cloud Platform と CP300 の関係
Google Cloud Platform は Google が提供する様々なサービスの総称です。
CP300 では、その様々なサービスの中でも特に重要である App Engine, BigQuery, Cloud Storage, Compute Engine, Cloud SQL の 5 つを取り上げて、トレーニングコースを提供しています。
一度に CP300 全ての感想を書くには少し余白が足りないので、今回の記事で触れるのは BigQuery と Compute Engine の 2 つです。
BigQuery
Google Cloud Platform では BigQuery, Cloud SQL, Datastore など多くのデータベースに関するサービスが提供されており、何故こうも色々と種類があるのだろうというのが初めて Google Cloud Platform を見たときの私の率直な感想でした。
CP300 では、一見すると類似しているようにも思えるこれらのサービスについて、それぞれどのような特徴があるか、どのようにして使い分ければ良いかを、事例を交えつつ分かりやすく教えてもらうことができます。
さらに、個人的に面白いと思ったのが BigQuery のトレーニングでは使い方だけではなく、Google の大規模データ解析の歴史や、BigQuery の内部的な仕組みまで解説をしてもらえるというところです。
それは利用する上では知らなくても大丈夫ではないかと思うかもしれませんが、仕組みや歴史がわかると使うのが楽しくなるものです。
数 TB のデータも数秒でスキャンできるという話を聞いたときはそんな馬鹿なと思ったものですが、話を聴くにつれてその秘密が明らかになっていくというのは、ちょっとした感動でした。
Google Compute Engine
私が現在最も頻繁に使用するサービスであり、また私が一番最初に触ったサービスでもあります。
この Compute Engine が提供する仮想環境にサーバーを構築し、データ分析した結果を返すような Web API を作成するのが現在の私の業務です。
とはいえ初めから順調に業務を進められるわけもなく、リクエストの増加にはどう対処しようか、分析用データやバックアップは何処に保存しようか、使用する仮想マシンのスペックはどうしようか、など悩みは尽きませんでした。
私の悩みの大半は、そもそも Compute Engine (あるいは Google Cloud Platform 全体) で何ができるかを把握できていないことが原因だから、一度 網羅的に学ぶ機会があった方が良いと会社の先輩に勧められたのが CP300 を受講することなったきっかけです。
CP300 を受講したおかげでサービス全体の見通しが随分良くなり、問題を解決するためにどんな選択肢があるか少しずつ分かってきました。
そして、活用できそうなサービスが分かってくると、つい試してみたくなります。
結局 Compute Engine だけで完結するだろうと思って作り始めたプロジェクトが、CP300 受講後の今では Google Cloud Platform のほぼ全てのサービスを使う予定になっていると言えば、CP300 の威力が伝わるでしょうか。
おわりに
ドキュメントを読めば Google Cloud Platform の機能を知ることはできますが、その機能をどうやって活用すれば良いかはなかなか分からないと思います。
CP300 は、その溝を上手に埋めて「自分も Google Cloud Platform を使ってみたい」と思わせてくれるトレーニングでした。
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