Google MeetとZoomどっちがおすすめ?画質や安全性などを徹底比較
投稿日:2020/07/21 | 最終更新日:2020/09/19
近年、オンライン会議の機会が増加傾向にあります。オンライン会議なら、場所を問わずいつでも簡単に行えることがメリットとして挙げられます。ただ、会議ツールは様々あるため、どのサービスを利用するか迷いますよね。
そこでこの記事では、会議ツールに特化した「Google Meet」と「Zoom」の特徴を徹底比較します。安全性・画質・料金・接続時間・参加者人数に分けて様々な角度から比較をしていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
「Zoom」はWeb会議に特化したアプリケーション
テレビ電話やWeb会議に特化したアプリケーション「Zoom」。Zoomの特徴は使い方がシンプルであること。ミーティングの参加から主催まで一連の操作が簡単なので、初めて利用する方でも操作しやすいのが魅力です。
また、「バーチャル背景」や複数名画面表示させる「ギャラリービュー」、発言者に合わせて画面が自動でフォーカス設定される「スピーカービュー」など、使いやすい機能が備わっています。
アップデートにより安全性が強化された
2020年3月頃、新型コロナウイルスによりにZoomの利用者が劇的に増加した背景で、アプリケーションの脆弱性やセキュリティ面の問題が発覚しました。これを受けてZoomは、「Zoom5.0」へのアップデートを行いセキュリティやプライバシー面を強化しています。
アップデート後はFacebookアカウントとの紐づけを廃止し、個人情報が流出しないようセキュリティ面を強化。さらにミーティングの参加者を許可制にすることで、「Zoom爆弾」と呼ばれる乗っ取りを防いでいます。
かつてはセキュリティの脆弱性が懸念されたZoomですが、現在では安全面における改良が行われています。
「Google Meet」はGoogleが提供する安全性の高い会議ツール
Googleが提供するWeb会議ツール「Google Meet」。Google Meetの特徴は、安全性が高いことです。
たとえば、会議コードは25種類10列の文字を使用し複雑化したり、機械学習やウイルススキャン機能によるスパムや不正ソフトウェアの検出を自動で行ってくれたりします。
さらに、セキュリティのカスタム設定を行えば、2段階認証やパスワードを複雑化してくれるシングルサインオン(SSO)機能などで、安全性を強化することも可能です。
使い方はシンプルで簡単
Google Meetの使い方はシンプルなため、初心者でも簡単に会議を開催できるメリットがあります。
たとえば、会議のスケジュールをGoogleカレンダーに入れるだけで、Google MeetのURLが自動生成されます。さらに、カレンダーに会議参加者を追加するだけで、参加者にもURLが自然と共有される機能が付いているので便利です。
使い方は以下の記事をご参照ください。
Google Meet(旧ハングアウト)を活用する5つのメリット!基礎的な使い方も解説
使いやすさを追求した機能が充実
安全性以外にも、使いやすさを追求した機能も備わっています。発言者に画面がフォーカスされる「スポットライト」や、最大16人まで画面に表示される「タイル表示」などは、Zoomと同様、Google Meetでも設定することができます。
また、バーチャル背景を設定できるアプリケーション「Snap Camera」と連携をすれば、「会議室の背景」や「ビーチの背景」など豊富な種類から設定が可能です。ただし、バーチャル背景によっては相手にフラットな印象を与えることもあるため、TOPを考えて利用したいところです。
このようにGoogle Meetでは、セキュリティ面のみならず、レイアウトや使いやすさにも配慮された機能を多数備えています。
Snap Cameraの使い方は以下の記事をご確認ください。
【図解】Google Meetで背景変更するならSnap Cameraがおすすめ!設定手順も解説
「Google Meet」と「Zoom」の特徴4つを徹底比較
ビジネスでビデオ会議ツールを導入するなら、Google MeetとZoomのどちらが向いているかが気になりますよね。
ただ、料金や参加者人数などはプランによって異なるため、目的に合わせてサービスを導入することが大切です。そこでここでは、Google MeetとZoomの「画質」「料金」「接続時間」「参加人数」の4つを徹底比較します。利用すべきサービスが分かりますので、ぜひ参考にしてください。
①Google MeetとZoomの「画質」を比較
こちらは、ZoomとGoogle Meetの画質を比較したものです。
360P | 720P | 1080P | |
---|---|---|---|
Google Meet | 〇 | 〇 | × |
Zoom | 〇 | 〇(プロ、ビジネス、エンタープライズアカウント) | 〇(ビジネス、教育、エンタープライズアカウント) |
ZoomはGoogle Meetよりも設定幅が広く、最大1080Pまで可能です。ただし、Zoomの720P以上の設定は前提条件として「アカウントが指定されていること」に注意が必要です。Google Meetでは、指定の条件なしに360Pと720Pを設定することができます。
画像の解像度が低ければ画質は落ちますが、使用するデータが少なくすみます。一方、解像度が高ければ高画質となりますが、データ量は増えます。そのため、状況に合わせて画質を使い分けることが重要です。
②Google MeetとZoomの「料金」を比較
ZoomとGogle Meetには、どちらも「無料版」と「有償版」があります。
料金(月額) | |
---|---|
Google Meet | 無料版 Basic:680円 Business:1,360円 Enterprise:3,000円 |
Zoom | 無料版 Pro:2,000円 ビジネス:2,700円 企業:2,700円 |
※Zoomの料金は円建てで算出しています。
表示金額は、一人当たりの月額料金(税抜価格)を記載しています。詳しくは後述しますが、ミーティングの参加人数や接続時間などの様々な要因によって金額は異なります。
無料版でも利用することは可能ですが、有償版の方がセキュリティ面が強化されていたり、参加人数が多く設定されていたりと、用途が幅広いことからビジネスに向いています。
プラン選択の目安は、Google MeetならBasic→Business→Enterpriseの順に、ZoomならPro→ビジネス→企業の順に、「小規模チーム」→「中小企業」→「大企業」向けとなっています。
③Google MeetとZoomの「接続時間」を比較
ここでは、Google MeetとZoomの接続時間を比較していきます。
最大接続時間 | 無料版の接続時間 | |
---|---|---|
Google Meet | 無制限 | 60分※ |
Zoom | 24時間 | 40分 |
※2020年9月以降から60分の制限あり。それまでは無制限。
無料版の接続時間には、Zoomは最大40分まで、Google Meetは最大60分までの制限があります。制限時間が終了した場合は別のルームを立て直し、再開し直す必要があります。ただ、会議時間が60分を超えるケースは頻繁に起きるため、会議を再設定する手間はなるべく避けたいものです。
そこで有償版なら、最大接続時間がZoomは24時間、Google Meetは無制限まで広がります。したがってビジネス目的での、有償版が必須となるでしょう。
④Google MeetとZoomの「参加者人数」を比較
参加者人数 | ライブストリーミング | |
---|---|---|
Google Meet | 無料版:100人 Essentials:150人※ Enterprise Essentials:250人 |
無料版:× Essentials:×※ Enterprise Essentials:〇 |
Zoom | 無料版:100人 プロ:100人 ビジネス:300人 企業:500人 |
無料版:× プロ:〇 ビジネス:〇 企業:〇 |
※2020年9月30日までは、Enterprise Essentialsと同じプランが適用されます(参考:Google Meet)
参加者人数を見ると、Google Meetは最大250人まで、Zoomは最大500人までと、Zoomの方が多いです。さらにZoomの有料プランであれば、追加料金を支払うことで参加人数を増やすことも可能です。
一方Google Meetは、音声で動画を配信できる「ライブストリーミング機能」によって、最大10万人まで参加者を追加することができます。G Suiteアカウントを持たない参加者にも配信できるので、より多くの人にリアルタイムで映像を届けられます。また録画機能も付いているので、当日欠席した人にデータを転送したり、研修用として会議の動画を保存しておくことも可能です。
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【150名規模オンライン会議】Google Meetで実施した結果わかったオススメ事前準備とは?
ビジネスで利用するなら安全性に強い「Google Meet」がおすすめ
Google Meetなら、安全に会議を開始することができます。なぜなら、Google MeetはGoogle が利用している同じインフラストラクチャ上で運用されているため、セキュリティ基盤が強化されているからです。さらに、Googleのセキュリティ専門チームによる監視体制のもとアプリケーションとネットワークが日々改善されているので、脆弱性が見つかれば即座に対応してくれます。
会議の主催者は参加者を限定したり、削除する権限を持つため、会議中にマナーの悪い参加者がいたとしても、安心して会議を継続することができます。
またGoogle Meetでは、金額や接続時間、セキュリティの観点でも導入しやすいプランとなっています。G Suiteを契約するとグループウェアも付いてくるため、ぜひ導入を検討してみてください。
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